子どもへの新種の危険「YouTubeに隠された罠」
以前からニュースサイトを読んでいて興味深いものを度々目にしていました。
それは、「エルサゲート(Elsagate)」と呼ばれるものです。
今回は、その「エルサゲート」についてまとめてみました。
名前の由来とその悪行
名前の由来は、ディズニー映画「アナと雪の女王」に登場する「エルサ」と、政治的スキャンダルを指す英単語「gate」を組み合わせた造語です。
私自身はこれに遭遇したことはありませんが、小学生やそれ以下のYouTubeユーザーに向けた、精神的な攻撃です。
「精神的な攻撃」と書くと、差別用語や軽蔑したような用語を用いるものと思われがちですが、これはより悪質です。
こんなかんじ
例えば、自分の好きな芸能人が法律に違反していたとしましょう。
ファンの自分にはとてもショックだと思います。
それをアニメのキャラクターに置き換えたものと考えていただければいいでしょう。
実際の事例としては、世界的に有名なキャラクターが、18歳以上対象のゲームソフトや映画のような行為を行うというものです。
ここから閲覧注意です。下記の画像は性的、暴力的な表現が含まれます。
閲覧の際は自己責任でお願いします。
リンク(Google検索画面
子どもへの危険
これらのようなものが、YouTubeに蔓延し、一部の調査ではYouTubeのフィルタリングサービスを利用した場合や子ども向けサービス「YouTube Kids」でもリストアップされてしまうとの報告もあります。
現状ではYoutubeの制限付きモードやフィルタリングをすり抜け、子ども用のアプリである「YouTube Kids」でも、このエルサゲートの対象となる動画が表示されてしまう可能性があります。
対策
現在、日本では2才児の約3割がスマートフォンを利用しているとの調査結果から分かる通り、子どもがインターネットに触れない機会がなくなってくるでしょう。
私自身の経験からですが、知っている限りの小学生が皆YouTubeを視聴できる環境にあります。正直いうと、私は2007年ごろからYouTubeを利用していて、当時小学生ながら胡散臭い動画ばかりだなと思っていましたが、すべての小学生が当時の私のようなひねくれた考えを持って視聴しているとは限りません。ほとんどの小学生はいい意味で純粋なのですから。
では、どうしたらどのような害から子どもたちを守ることができるのでしょうか。
ここからは私が考えた対策です。私自身は恥ずかしながらただの一ネットユーザーとしてこのブログを運営しているだけであり、インターネットの専門家でも、幼児教育の専門家でもありません。もっと言えば、ただの未成年の学生です。
教育心理学を勉強していますが、偉そうに論じるほどの知識はありません。
その点を理解した上で、これから私が紹介する対策を参考にしていただけたらと思います。
対策①「YouTubeのフィルタリングをONにする」
YouTubeのサービスの一つに、 「制限付きモード」というものがあります。この機能を使うことにより、Elsagateだけでなく、他の害のある動画を子どもが見る確率をぐっと減らすことができます。
対策②「YouTube Kidsを利用する」
子ども向けにテレビ局やアニメーション会社が制作し、公式に配信されている動画を簡単なレイアウトで再構築したサービスです。
①と同じくElsagateだけでなく、他の害のある動画を子どもが見る確率をぐっと減らすことができます。
対策③「子どもの再生履歴を親が管理する」
YouTubeを視聴する際に利用するアカウントと同じものを子どもに使わせることで、子どもが近くにいなくても、履歴の確認をすることができます。
また、目の届く場所で視聴させることも親ができる対策の一つです。度々親が確認することで、その場で視聴をやめさせる事ができるからです。
①、②の対策は所詮ほとんどの操作を機械がやっていることです。最後は人の力が必要になります。
子どもの安全は親が守るのに限るでしょう。
最後に
以上が、私が個人的に調査した結果になります。
いかがだったでしょうか、私自身も、過去にディズニーのプロダクトになったことのある、「Power Rangerシリーズ」が好きで、これもまた子ども向けの作品のため、Elsagateの影響を受けていることを知りました。
Elsagateの本当の目的はわかっていませんが、「私の個人的な見解」では、ハッカー集団「アノニマス」のような彼らなりの正義の基づく行動なのではないかと思います。
当然、ディズニーキャラクターを利用した非行行為は、そのキャラクターの印象をさげ、関連製品の売上が落ち、会社の損害につながります。
会社を倒産させるには一番手っ取り早い方法です。そのためには、子どもたちを利用する必要があるのでしょう。SF映画のような話ではありますが、世界にはこのような印象操作が日々行われている現実を踏まえると、なくはない話だと思います。
もし、子どもたちによってElsagate自体を作り出されるようになる日が来るかもしれません。その時がもしかしたら、元凶の目的が達成された瞬間なのかもしれないですね。